(以前ベト麺's Clubにレポートしたものを再掲載。個人名等は削除しています)
「東京ベトナミーズ発祥の地」と言われ各種メディアで絶賛、グルマンな知人が「開店と同時に飛び込まないと満席。行列覚悟」と言っていた蒲田の「ミレイ」に行ってまいりました。
怪しいネオンサインがきらめく商店街の細い道を抜けて、明かりがともらないミレイの看板を見つけたときは、一瞬「またお休みします攻撃か?!」と思ったものの単に電気が消えていただけのようで、無事入店。外見はちょっと怪しいですが、店内は今時のカフェ系というか若い女の子がいても全く違和感のない、ポップな感じ。(店員さんも今時の若者っぽかった)
ベトナムビアの「333」を注文しひとまず乾杯としました。
ゴイクンの美しい巻き方とベーシックなソース、
青パパイヤのサラダとニョクマムの絶妙なハーモニー、
エビの煮つけのぷりぷり感、
エビパイナップルスープはレモングラスの味付けと、日本にしては比較的鮮やかな辛さは一瞬トムヤムを思わせますがパインの甘さがうまく辛さを和らげ、
バインセオのぱりぱり感もまずまず(具はもう少し味が欲しいか)
全般に、ニョクマムの使い方がとても上手だと思いました。しっかり香りを出しているのに全然魚臭くない。どこの銘柄を使っているのか聞き忘れたのが唯一の心残りです。
それと東京では香草を使わない店が多いみたいなんですが、ここはふんだんにお馴染みのパクチー・バジル・ミントなど香草を使っているのも嬉しいところです。
隣のテーブルでしゃぶしゃぶしてることに目ざとく気づき、「負けるな」と真似して同じものをオーダー。容赦なくバジルやミントとニョクマムソースが付き、付け合せのエシャロットまでしゃぶしゃぶしてキレイに頂きました。ひとしきり満足し、いよいよメインのPhoの注文と相成りました。
Pho Boは、当然てんこもりバジルやハラペーニョが添えられています。(但し東京方面はライムではなくレモンが標準ぽい)牛肉のレア感はシリコンバレーよりも高級感を漂わせていました。内臓系の具のPhoはこの店にはありませんが、まぁここは東京ですし、そこは致し方ないでしょう。スープはアッサリしており、脂も強くなく、奥に香るビーフコンソメのような香りと八角のスパイシーさ(但し、胡椒が若干強すぎ。胡椒は控え目にとオーダーするのがよいか)以前に食べた東京のベト麺が忘却のかなたにすっ飛ぶほどのインパクト。
感動に声を失う、どころか、ますます色めきたつベト麺's(この時点で、店内ほぼ9割を占める若い女性たちの黄色い声が弾むテーブルとは全く違う雰囲気に)の元に運ばれてきたPho Ga。香ばしい揚げガーリックの香りが彩を添えるスープは、単純に鶏がらというのではなく、野菜でだしを取ったような、こくがあるのに全くくどさを感じない、奥行きのあるスープで、飲み干した後にもふんわり口に残る後味が余韻となっています。
普段私は塩分が気になってどこの店でもスープは半分残すのですがここのは全部飲めてしまいそうです。(これも同じく胡椒少なめでオーダーするのがよろしいかと)決して、派手さはなく、一見地味ではあるのですが、後になってふっと記憶に蘇る、そういう味がしました。但し、鶏肉は、Kim LongやAn Namのような地鶏の迫力はなく、サイコロ状に近い小さいサイズに切られた普通のささみでした。
何より、隊員一同が感動したのは「麺」です。
イタリア以外で唯一アルデンテのパスタが食べれる国・ニッポンだけあって、面の茹で加減が素晴らしかった。ボールの中で固まっているような感覚は、全くありません。そして、つるつるののど越し・舌触り。正直、認めたくありませんが、麺に関してはシリコンバレーの店から頭一つ出ている、と感じてしまったほどです。不覚…。
また、シリコンバレーのベト麺屋は、他の料理に気合を入れると肝心のPhoがまずかったり、Phoがうまい店は他の料理がなく特化してることが多いので、これだけのクオリティを出しつつ手広いレパートリーを擁することは特筆に価するでしょう。平均しておいしさを保つバラエティ豊かなメニュー、しかもリーズナブルな価格(お1人様3,000円)高くてうまいのは当たり前ですが、ミレイは、値段対味を考えてもパフォーマンスが良いと思います。
東京には他にもあんなにおいしいものがあるのに、なんでPhoまでこんなにうまいんだぁあああ!!と、思わず絶望感に打ちひしがれそうになってしまったのですが、今後もシリコンバレーで極上のPhoを求めて頑張りたいと思います。
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「ミレイ」
東京都大田区蒲田5-1-4 関根ビル2F
03-3732-3185
営業時間 17:00〜23:00 22:00LO
土日祝 11:00〜22:00 21:00LO
定休日 月曜 |
蒲田にあるベトナム料理のお店です。 日本のベトナム料理を語るうえでこのお店ははず [Read More]